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家の大きさの固定概念

家の大きさの固定概念

2023/03/28

 あなたがこれから家を建てるとしたら、何坪くらいの広さをお考えでしょう。

 一般的に3540坪ぐらいが家の適切な大きさとして認知されていて、実際周りでもそれくらいの大きさのお家がたくさん建っているのでご自身も当然、同等の大きさの家を建てようと思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 

 今お住まいになっている賃貸は、部屋数が少なくて狭かったり、収納も足りなくて年々増える荷物も収まらなくなってきており、さぞかしうんざりされていることっつてありませんか。

 

 実際家を建てるのなら部屋も広くて収納もタップリ有る使い勝手のいい家にしたいと普通の方はそう考えますよね、いやそれが普通なんですよね。

 

 こんにちは!simple note弥富スタジオの金子です。

 

 実際家の面積って、それほどいらないのではないかなと思ってるんですね。

 

 SNS等見ていても家の大きさってどれぐらい必要なのと思っている方が多い様に思います、今回は家ってどれくらいの大きさが良いのか弊社が考える家の大きさを紐解いてみたいと思います。

 

例えば36坪の間取りとした場合では?

 

 現在建築されているお家は1階と2階の大きさが同じかほぼ変わらないぐらい(総2階と呼ばれる)2階建てがとても多くみられます、建築コストが抑えやすいからです。

 そうだとすると、このお家の1階と2階はそれぞれ18坪ずつということになります、これを畳の枚数に例えると1階が36畳・2階も36ということになります。

 

<ここで階 36畳を例として振り分けてみましょう

・玄関及びホール: 3畳

・玄関土間収納 : 3畳

L D K  :16

・和   室  : 

・収   納  : 1畳

・洗 面 脱 衣   : 1畳

・ト  イ  レ: 1畳

・風   呂  : 2畳

・階   段  : 2畳(うち1帖階段収納)※リビング階段を前提

 

<次に階 36畳を例として振り分けてみましょう

階   段  : 2畳

・廊   下  : 3畳

・ト  イ  レ: 1畳

・寝   室  :10畳

・W I C  : 3畳

・子 供 部 屋: 6畳×2部屋

・クローゼット : 1畳×2部屋

・書 斎or納 屋: 3畳

 

 こんな間取りがごく一般的に多いのではないかと思います。

 ならば、ここで考え方を変えてシンプルに考えてみましょう?。

 

平屋は2階建てに比べて高いと思っていませんか?

 

 もし、あなたが家を建てようとしている土地が55坪以上あるとし場合、そこに平屋を建てることが出来てしまいます。

 さて、2階建てに有って平屋にない物(いらない物・不要と思われる物)はなんでしょうか?上記の階建てのお家の間取りから見てみましょう

 先ずは階段(1階部分・2階部分)が不要になります、すると連動して2階の廊下それと2階のトイレが不要になります、するとどうでしょう!それだけで8畳分不要になってしまいました、家が小さく出来ると言う事になりませんか?小さくなりますよね!その他、和室の6畳必須ですか?おそらく予備室と言う考えから和室を配置しているお家が殆どで使用用途としては無いのが現状ではないでしょうか

 平屋にする事で、生活の場が1階部分だけになるので物を1階から2階へ・2階から1階へと移動することが無くなります、と言うことで物の移動が縦動線から横動線になる事から収納を1か所にまとめる事が容易に出来るようになってませんか?先ず、2階の収納(子供部屋のクローゼット1畳×2部屋・主寝室のWIC3畳・書斎or納屋3畳)8畳分が1階の1か所にまとめられるとしたら8畳分の必要性は無くなるのではないですか、半分にしても4畳あればかなり広いですよ。

 と言う事で、平屋にする事で先ず8畳減りました、収納が4畳減らせますよね、これで12畳(6坪)小さくなりました、あと和室の6畳ですがLDKを16畳から4畳プラスして20畳にスケールアップしても2畳余ります、合計14畳(7坪)減らすことになりました、主寝室・子供部屋の大きさは変えていないですよね。

 どうでしょう、今までの2階建てと言う選択肢に平屋という選択肢を加えるだけで家の大きさは36坪から29坪まで減らすことができました、2階建ての構想から平屋と言う発想に変えただけだけなので、なにかに不自由することもありません、むしろ平屋にした事で使い勝手が格段に良くなった上に、全ての部屋と収納が同じフロアにあることで便利になったのです。

 そこで建築コストはどうなる?

 例えば36坪の2階建てが坪単価60万円で建てられるとしたら建築費は2160万円、平屋になることによって坪単価が10万円上がったとして坪単価70万円、建築費は2030万円、今般物価上昇により2階建てが坪単価70万円・80万円としても、平屋が坪単価80万円・90万円でも平屋の方がお値打ちに出来てしまうという事になります。

 

 

そこで弊社の結論として

 

 一般的なお家が3540坪ぐらいの家を建てることが一般的な大きさの様に思われがちですが、「平屋」にする事によりざっと計算しただけでも7坪ぐらい小さくする事が出来ました、欲深く突き詰めれば更に35坪ぐらい小さくする事も出来るのではないでしょうか。

 平屋にする事で、建設コストを抑えることが出来ます。

 

 しかし、都心では土地も高額ことから大きな土地を購入するのは困難な事かも知れません、近頃では都心の高額な土地を小さく々切り刻んで敷地面積が16坪や18坪程度に区切ってし3階建ての家を建て販売しているのをよく目にしますが、都心を離れる事で平屋を建てる事が出来るならば、居住性という観点でも、経済性という観点でもこれからの暮らしの質を高めたいとお考えであれば、都心を離れる事で家の大きさの固定観念に縛られることなく自由な家づくりをしていただければと思います。

 

それでは、また。。。

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