弥富市周辺で注文住宅をお考えの方へ「建築費用ってどう見るの?」
2023/04/01
建築費用は、間取りや形・大きさや使う材料など様々な要因によって異なるので建築費用は単純に比較することが出来ません。
例えば、間口10m・奥行10mの家とすると100㎡(約30坪)の家になります、では、間口5m・奥行20mとしたら同じ100㎡(約30坪)の家でも建築費用は大きく変わるんですよ。
なぜなら、間口10m・奥行10mの家では家の外周長さが40mになります。では、間口5m・奥行20mの場合だと家の外周長さが50mです。40mの外周長さと比べると25%増になってしまいます。
同じ面積の家でも、間口と奥行の比率が1対1から1対4・1対5等比率が変わると外周長さが増してきます。
間口5m・奥行20mの家になっただけで、壁の工事面積が25%割り増しになってしまい、それに伴って外壁・耐震パネル・クロス・石膏ボード・断熱などの工事費用が増えてしまうんですね。
こんにちは!simple note弥富スタジオの金子です。
建築費用は、使っている水回り商品(キッチン、お風呂、洗面、トイレ)の仕様が違えば、もちろんそれだけでも家の価格は違ってしまいます、(例えば水回り商品が150万円だった場合30坪の家の場合坪単価に換算すると、5万円/坪になります、ところが商品が75万円だった場合2.5万円/坪になります)使用する商品によって大きく変わってしまいます、外壁材や断熱材等ほとんどの材料にはランクがあり統一の価格は有りません、なので外壁材や断熱材等高性能な商品を使用すればそれだけで金額は高くなっていきます。
先ずは、頂いた見積もりの中にどこまでの工事費用が含まれているのか、どの商品・材料(品番等)を見積しているのかによっても、家の価格は大きく異なってきます。
例えば、浄化槽工事費用が必要な地域であれば、入っているのといないのとでは、それだけで家の価格は80〜100万円程は違うし、図面作成費用や建築確認費用などの設計費用が入っているのといないのとでは、建築費用は大きく違ってきます。
この他、見積りの中に含まれていそうで実は含まれていないのが、照明器具や地盤調査・屋外の水道工事費用等が含まれていない場合がほとんどなのです。
これらが入っているのといないのとでも、建築費用は大きく違ってきますが弊社は見積に含んで作成しています、但し地盤補強工事に関しては地盤調査を行わない限り判明しないので地盤補強工事は含んでいません。
その他、水道市納金も明確ではない為見積に含んでいません。
あと、外構工事でも大きく建築費用は大きく違ってきます、どんな庭を希望するかで価格差はおおきいので建築費用に入れていない会社様が多いようですね。
弊社では、外構工事も含めて図面を作成しているので建築費用として見積に入っています。
但し、変更することは問題が無い為変更工事費用の増減が発生する場合が有りますが問題になる事は有りません。
なぜなら、建築費用として見積に入っていなければ0に対して外構工事分が100%必要になります、しかし外構工事費用が見積に入っていれば工事の変更による増減だけで済んでしまいます。
殆どのお客様は住宅ローンを組まれると思いますが、外構工事が別・照明器具が別・あれも別・これも別となると、必要以上に工事費が嵩んでしまいます、後になって銀行さんに外構工事費が足りないから・あれが足りないこれが足りないと言っても追加で融資はして頂けないのが殆どです。
それから、忘れがちなのが家に限ったことではないのですが、価格を伝えられる時案外含まれてないことが多いのが「消費税」なんです。
1,000円・2,000円の買い物なら「消費税10%」なので100円や200円ぐらいの話で済みますが、さすがに家となると数千万円の「消費税10%」は数百万円になってしまいます。
これは驚きの価格差が生まれてしまいます、これはもうシャレになりませんよね・・・
このように家の価格は基本的に家の大きさによって異なるのはもちろんですが、同じ大きさでも家の形によっても、どんな間取りなのかによってもそれぞれ異なります。
また、どれくらいのグレードの家になっているのか、一体どこまでの工事がその金額の中に含まれているのか、さらに消費税が入っているのかどうかによっても、家の価格は大きく変わってしまうことがお分かりいただけたと思います。
建て主様が合い見積を取る事も少なくは無いと思いますが、同じ設計図で見積を数社から取った場合100%と言っても過言ではないくらい全社金額は違います。その差が20~30%以上違う事はよくある事です、建て主様に少しでも他社より安く見せる為見積に含まれていない部分が有ったりするからです。
確かに、設計図だけでは使用するメーカー名品番等細部に渡り記載しきれないのも事実です、よって会社つごうの良い見積が作られる為、各社で金額が大きく違ってきます、これらを理解することは難しい事です、絶対、単純に価格だけで比較しないことです。
難しい事では有りますが、信用できる建築会社さん・設計事務所さんを決めてから家づくりを始める事をお勧めします。
何でもそうですが、安い物には訳があり・そして高い物にも理由があります、それを精査して家づくりをすれば適正な建築費用で自邸が完成するのではないでしょうか。
それでは、、、